淡墨桜・・・(592)
2009年 04月 09日
淡墨桜(うすずみざくら)は、岐阜県根尾谷の淡墨桜が天然記念物となって有名ですが、その桜の実生苗を植えて10数本の淡墨桜が咲いていると言うので見てきました。実際見てみると落ち着きがある桜の樹が満開に咲いていました。
淡墨桜は、ピンクの蕾から淡白色に花が咲き、満開を過ぎるとうすずみをかけた様な色に変わることから名付けられたようです。この写真の淡墨桜は、ここでは一番大きく確かに花びらが淡い墨色をしていました。 〔クリックして見てね〕
ここは国分寺町(現在下野市)で、国分尼寺(こくぶんにじ)跡の敷地に淡墨桜が咲いています。国分尼寺は、奈良時代の天平13年(741年)聖武天皇が国家の平安を祈願し、国分寺建立の詔(みことのり)を発した事により始まります。
発掘調査によると尼寺の伽藍跡には、東西146m南北167mに及ぶと推定され、奈良東大寺の様式を基本として、南大門、中門、金堂、講堂が南北一直線に並んでいるそうです。 〔クリックして見てね〕
この写真の淡墨桜は若いせいか、比べると上の写真の桜の方が少し淡墨かかったような気がします。桜の木によって淡墨の度合いが異なるようです。〔クリックして見てね〕
《淡墨や 思いを馳せる 古代人》
〔うすずみや おもいをはせる こだいびと〕
by ocarina-t
| 2009-04-09 18:29
| 自然