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イバラッキーのK市に在住する「オカリナと山とカメラ」が好きな異邦人の他愛ない日々のあれこれを綴ります♪


by ocarina-t
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稜線/風と雲⑪・・・(270)

 
  〔白馬岳PartⅡ=北アルプス〕


  白馬岳PartⅠに続き、この山行きは天気が安定していて山頂からの展望は最高でした。


早朝、白馬山頂(標高2,932m)に立つと東の空から、ご来光が白馬連山の峰々を照らし始めた。寒い中、陽射しを浴びて今日の縦走の無事を祈る。だんだん陽の光が強くなってきて、勇気の漲る思いだ。
稜線/風と雲⑪・・・(270)_c0122445_1644178.jpg

西南の方向には、雲海の中から昨日登って来た村営宿舎が見え、その遥か上には剱岳が浮かび上がり、それは余りにも幻想的です。
稜線/風と雲⑪・・・(270)_c0122445_1614036.jpg

稜線/風と雲⑪・・・(270)_c0122445_16262942.jpg雲海を遥か下に見下ろし、白馬山頂から栂池への縦走を急ぐ。昨日はぐっすり寝たので足取りは軽快です。やはり白馬鑓から不帰の劍(カエラズのけん)を経て唐松岳への縦走が人気があるので、北側へ向かう登山者は疎らだ。

今日は視界が良いから安心だが、ガスのかかった時や強風の時などは、ガレ場に足をとられ転げ落ちることもある。小蓮華山手前の馬の背は、右も左も急勾配の稜線歩きだ。
稜線/風と雲⑪・・・(270)_c0122445_163717100.jpg

登山道はやっと平坦地に出たと思ったが、これを登りきり雷鳥坂を下り白馬池から栂池まで約6時間の縦走で、昨日からの縦走行程時間は約12時間半の独り歩きだった。
多くの高山植物とも出会い、また絶対自分の足で登らないと味わう事の出来ない登山は、満足のいく山行きでした。
稜線/風と雲⑪・・・(270)_c0122445_16375931.jpg




     《雷鳥も 白馬の山を 降りけり》
         〔らいちょうも はくばのやまを くだりけり〕
by ocarina-t | 2008-02-15 17:13 | 山行