焼き物の里益子・・・(285)
2008年 03月 05日
〔栃木路の旅=陶器の町益子〕
世界的に知られる陶器の町益子は、登り窯の煙たなびく焼き物の里として、年間120万人が訪れるそうです。また、観光客が気軽に参加できる陶芸教室もあり、窯元を訪ねたり、町の散策にはレンタルサイクルもあって人気が高いです。
益子駅。驚きなのは駅舎の上に大きな塔が2棟あり、時計のある塔には歯車があって風車のように板が回っていました。また、大きな益子の焼き物も置いてありました。
濱田庄司が生前に使用していた登り窯。ロクロの魔術と益子の土の温もりを巧みに混練し、3昼夜に亘って焚き続ける登り窯。そして火が止まると同時に2昼夜自然に冷却するのを待ち窯出しするそうです。
旧濱田庄司邸。実際住んでいた萱葺きの住宅を「陶芸メッセ益子」に保存されている。長年の焼きによる黒光りした欅の大黒柱や土間上部の二重梁などは、建物の重厚さが感じられる。異邦人が行った時には、裏側の萱葺き屋根の葺き替えを行っていた。
益子町役場。広報が行き届き、聞いてみると益子焼は江戸時代後期から作られ、大正年間に人間国宝故濱田庄司氏が窯を築いてから隆盛の道をたどり、現在380の窯元があるそうです。
年2回の陶器市には大賑わいだそうです。また、SLが走るので沿線にはマニア達がカメラを片手に沢山訪れるそうです。この異邦人もその一人なんです・・・・・・・・。
《春来たり 味わい深し 陶炎祭》
〔はるきたし あじわいふかし とうえんさい〕
by ocarina-t
| 2008-03-05 18:03
| 生活環境