民話・伝説の里・・・(333)
2008年 04月 26日
〔信州=長野県白馬村〕
民話や伝説のある所は日本国中沢山ありますが、高山村から長野市を抜け鬼無里村から白馬村の青鬼(あおに)へ行きました。
途中、鬼無里村(きなさむら)でも伝説があり「鬼女紅葉=きじょこうよう」と言う妖術を使う鬼が戸隠へ追いやられたので、この村には鬼が居ない里という事で、鬼無里村となったそうだ。
白馬三山の麓を走る大糸線。
千国街道(ちくにかいどう=塩の道)ルート148号線から通(かよう)を通り、青鬼へ行く途中の峠からは、白馬、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳と続く北アルプスと、眼下に姫川と四ヶ庄平が一望できる。
この青鬼(あおに)地区は、文化庁より「重要伝統的建造物郡保存地区」になっている。その他、棚田・夕焼け百選と民話「雪女」や「御善鬼様」の伝説などもあり、芭蕉の句碑〔いざさらば 雪見にころぶ 所まで〕などもあり、消火栓の放口が2mの高所にあって、如何に雪深いところかがうかがわれる。
萱葺き屋根の民家や187段の石段を登った稲荷社は、静かにたたずむ石仏郡が残された昔ながらの山村風景が郷愁をそそります。
広がる棚田と北アルプスの眺めは絶景だ。棚田に水が入り北アルプスが水田に映る光景を思いながらオカリナを吹くと、鶯も寄ってきて里山に囀る光景は、まるで日本の原風景のようだ。いいなぁ~。
《銀嶺の 里山に吹く 春の風》
〔ぎんれいの さとやまにふく はるのかぜ〕
by ocarina-t
| 2008-04-26 16:00
| 旅